研究・学会
日本大学麻酔科のモットーは臨床、研究、教育の3要素をバランスよく学ぶことです。
日々の忙しい手術麻酔の中でも、症例報告や臨床研究を忘れることなく行っています。
下記以外にも多くの研究をテーマとし積極的に海外の学会でも発表しています。
脊髄くも膜下麻酔後の脳血流量の変化を調べた研究は、2016年の日本麻酔科学会において最優秀演題に選ばれました。今後もさらなる研究を行う予定です。
麻酔領域
- 術後痛管理
- 筋弛緩薬と拮抗薬、筋弛緩モニタリング法
- 麻酔薬と脳血流
- エコー下各種末梢神経ブロック など
疼痛領域
- 疼痛患者における自律神経活動変化
- 麻酔薬・鎮痛薬の影響
- がん疼痛管理
- 局所麻酔薬の安全性と神経毒性
- 低反応レベルレーザーの鎮痛
- ペインクリニックにおける漢方薬の応用 など
論文賞
- 第8回山村記念賞(日本麻酔科学会最高賞)
佐伯 茂先生
体性交感神経反射に及ぼすハロセンの作用 - 第12回山村記念賞(日本麻酔科学会最高賞)
金丸 哲也先生
麻酔薬の体性交感神経反射電位に及ぼす影響~セボフルレンについて~ - 第24回小坂二度見賞(日本臨床麻酔学会最高賞)
深野 直子先生
眼輪筋と母指内転筋における四連反応減衰現象の視覚的評価 - 第1回NNMM研究奨励賞
鈴木 孝浩先生
Infusion requirement and reversibility of rocuronium at the corrugator supercilii and adductor pollicis muscles. - 第1回NNMM研究奨励賞
北島 治先生
ネオスチグミンによる神経筋刺激伝達抑制に関する検討 - 第1回MSDアワード
鈴木 孝浩先生
Reversibility of rocuronium-induced profound neuromuscular block with sugammadex in younger and older patients. - 第1回MSDアワード
吉田 史彦先生
Correlation between cardiac output and reversibility of rocuronium-induced moderate neuromuscular block. - 第2回MSDアワード
古谷 友則先生
The effects of age on maintenance of intense neuromuscular block with rocuronium. - 第5回MSDアワード
山本 聡美先生
Reversal of neuromuscular block with sugammadex: a comparison of the corrugator supercilii and adductor pollicis muscles in a randomized dose-response study.
講演賞
- 2012年日本麻酔科学会最優秀演題
北島 治先生
スガマデクスによるロクロニウム深部筋弛緩状態からの回復過程の検討―TOF比0.9は至適回復をあらわすのか? - 2013年日本麻酔科学会優秀演題
葛西 美貴先生
小児における筋弛緩モニタリング-staircase phenomenonに関する検討 - 2015年日本麻酔科学会優秀演題
北島 治先生
筋弛緩深度が気腹状態に及ぼす影響-ブタ腹腔鏡モデルでの検討 - 2015年日本小児麻酔学会若手研究奨励賞
山本 聡美先生
小児におけるロクロニウムとスガマデクス - 2016年日本麻酔科学会最優秀演題
近藤 裕子先生
帝王切開術における脊髄くも膜下麻酔中の脳血流酸素代謝変化と心拍出量および体血管抵抗の関係 - 2017年日本ペインクリニック学会最優秀演題
松井 美貴先生
集学的診療体制のもと作業療法が奏効した小児複合性局所疼痛症候群の4症例 - 日本麻酔科学会2022年度支部学術集会(東京支部)最優秀演題
蔵持 智也先生
トラマドールの膵癌モデルにおける抗腫瘍・抗炎症効果