WEB抄読会 第25回
WEB抄読会 第25回は溝口先生よりいただきました。ありがとうございます。
帝王切開時の脊髄くも膜下麻酔には、高比重ブピバカインが用いられることが多いのですが、その投与量と低血圧発生頻度の相関についての後ろ向き研究です。
われわれが一般的に用いている投与量では、低血圧が生じやすいことが理解できますが、投与量を少なくすれば、その分麻酔の有効率が下がってしまうというジレンマ!
有効な投与量を用いて、低血圧を防ぐ処置が肝要なのでしょうね。
今回のタイトルは、
Weiniger CF, Heesen M, Knigin D, et al.
Association between hyperbaric bupivacaine dose and maternal hypotension: retrospective database study of 8226 women undergoing cesarean delivery under spinal anesthesia.
Anesth Analg 2021; 133: 967-75
です。
早速、拝見しましょう。