患者さん、オペレーターに求められる

麻酔科医を目指して

助手

日本大学医学部(2015年卒)

  • 日本大学医学部麻酔科

初期研修で麻酔科をまわった時に、全身管理のやりがいを実感したのが麻酔科に興味をもったきっかけです。他病院も見学しましたが、私はペインクリニックにも興味があったので、ペインの実績が豊富な日大麻酔科に入局を決めました。

麻酔科医は、他科と比べるとひとり立ちが早い科だと思います。専修医1年目ですが、心臓外科、呼吸器外科、小児外科、産科などの特殊麻酔も経験させてもらっています。麻酔導入と覚醒時は必ず上級医がつき、術中も不安なことはすぐ相談できる体制があるので安心です。そして何よりも日大麻酔科のアットホームな雰囲気は自慢ですね。教授をはじめ、先輩方はやさしい方ばかり。よい雰囲気の中で麻酔を学べることに感謝しています。

  • 日本大学医学部麻酔科

麻酔にはさまざまなバリエーションがあり、麻酔科医によって選択する麻酔法が異なるところも麻酔の面白いところです。だからこそ、自分の立てた麻酔計画通りに無事手術を終えた時は、自信にもつながっていきます。

私はできるだけ術後の患者さんに会って、痛みや合併症が現れていないかを確認するようにしています。呼吸器外科の侵襲の大きな手術を受けた患者さんから「痛くない、最高です!」と言われた時は本当にうれしかったです。まだまだ勉強しなければいけないことは数多くありますが、少しずつできることが増え、成長を実感しています。

患者さんの年齢や合併症、術式、執刀医・・・が異なるように、まったく同じ状況の手術はありません。1件1件の麻酔に対して、常に目の前の患者さんにとって最適な麻酔は何かを考えていきたいと思います。今後も経験を積んで、先輩方のようにマルチな活躍ができる麻酔科医を目指していきたいです。