心臓麻酔・集中治療を通して全身管理をより深く学ぶ

専修医

日本大学医学部(2016年卒)

全身管理の出来る医師を志し、麻酔科・救急科を考えていたため初期研修病院は麻酔科が2,3次救急・ICUを担う病院を選びました。その病院では麻酔科の同じ医師が心臓麻酔をしたりドクターヘリに乗ったりICUで主治医となって治療したりと多方面で活躍しているのを見て麻酔科を専攻することに決めました。特に心臓麻酔・集中治療をしている上司の後ろ姿に憧れを抱きました。
麻酔は大学病院で専門的に学びたいと考え後期研修は母校である日大麻酔科を選びました。1年目から食道癌や大動脈瘤切迫破裂の症例など緊急度や重症度の高い麻酔も経験することができ、2年目からは心臓麻酔も学び始めました。これまでにOPCABGや大血管の手術、弁膜症など多様な心臓手術に参加し、心臓麻酔の奥深さも知ることが出来ました。心臓麻酔以外にも小児麻酔・産科麻酔・ペインクリニック・緩和ケアなどを経験させて頂き無事に専門医試験やJBPOTにも合格することが出来ました。医局には心臓麻酔や神経ブロック、ペインなど多方面の専門家がおり、また小児専門病院での研修など多くの事が学べる環境です。興味のある方は是非見学にいらっしゃってください。
今後は集中治療も専門施設で研修する予定なので、かつて憧れた上司のような後ろ姿を後輩に見せれるように心臓麻酔・集中治療を通して全身管理の知識・技術を深めていきたいと思っています。