当たり前のことを余裕で

助手・教育医長

日本大学医学部(2007年卒)

  • 日本大学医学部麻酔科

私にとって研修時代に1番有意義な時間を過ごせたのが麻酔科でした。麻酔科はすぐにFeedbackが与えられるので、やりがいや達成感が得られやすかったのだと思います。長続きできそうな科=自分に合っている科と考え、研修を受けた時に感じた「麻酔科が自分に合っていそう」という感覚を大切にして今に至ります。

入局してみて感じるのは“どんな人で活躍できる”のが日大麻酔科だということ。いろいろなキャラクターの先生がいて、それぞれ自立して麻酔科医として活躍しています。臨床に加え、研究や教育を頑張っている先生もいますが、基本的に強制されるようなことはなく、自主性を大事にしてくれる医局です。出る杭が打たれるような雰囲気ではないので、みんなのびのびと適材適所で活躍できると思います。

  • 日本大学医学部麻酔科

私は麻酔管理をする上で、安全に円滑に仲良くするのは当たり前だと考えています。もちろん、それは簡単なことではありませんが、目指すべきことだと思います。そして、それを余裕でこなすことにやりがいを感じます。

印象に残っているのは先天性肺動脈欠損症患者さんの帝王切開です。患者さんはもちろん、執刀医、看護師、MEなど各部門と協力し、円滑に全身管理することができました。循環動態や麻酔管理だけでなく、患者さんの理解を得ることや不安緩和に努めることの大切さを身に染みて感じた経験でした。

麻酔科は他科と関わることも多いので、例えば心臓手術であれば心臓外科の医師に質問したりと、診療科を越えたコミュニケーションが大切な科でもあります。先輩麻酔科医はもちろんですが、他科の先生から学ぶ姿勢も大切にしていることですね。そしていつでも当たり前に、小さい子どもから高齢者、多様な合併症、偶発合併症にも対応する麻酔科医でありたいと思っています。